■ メトロ劇場(福井市)の シネマノート ホームページ版です。映画の感想等をお書き込みください。
■『あなたが選ぶ上映映画』
メトロ劇場では、ご来場の皆様によるアンケート投票をもとに、上映作品を決定しています。
このBBSでの上映希望はそのアンケート作品の選定(数多くの映画の中からアンケートにあげる作品を劇場スタッフで選定しているのです)に反映ささせていただいています。
ご来場されたかたのご意見で作品を決めておりますので、書き込みをされている方、映画を見に来てくださいね♪
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「理想郷」雑感。
みきお。
2023/12/07 (Thu) 17:49:14
2時間18分の映画だが終わってしまへば1時間ドラマのやう。
此れだけの低予算で此処まで引っ張って来れるんは技術力としか
云いやうが無い。フランスとスペインが混じり合った地域を
舞台にして相当にポテンシャルが高いんだろうな・・と感じた。
スペインも国内は決して一枚岩でも無く アンダルシアだの
カタルーニャだのと土地柄が分かれるんだが正直ガルシアは
一般的なスペイン語の教科書には あまり載らない地域。
それだけパッとしない・外国人 受けしない土地なんだろうけど
其処へ都会からだろうが元 教師と云う男が希望に燃えて
妻を連れ入植して来る。隣人は嫁が来ない50代の むさ苦しい兄弟が
老母と羊を追って暮らしてる。彼ら達からすれば文化的 殴り込み!
だろう。村 起こしの風力発電所誘致の問題でも蓄えが1千万・2千万
有る人と10万も有るの?の兄弟とでは当然スタンスは違う。
それを近視眼的だとの立場で批判し反対運動の旗振りし出す男は
兄弟からすれば不倶戴天の敵で 入る筈だった風俗店 通いのタネ銭も
も入らづ もう死活問題なんだろうな・・と思う。
私的にも こがね溜め込んだ都会の知識人が山村で暮らしてゆく つもりなら
山村のルールで暮らして欲しい と思う。郷に入ったら郷に従へ で
殺された男の周囲とのスタンスは おかしい と私は思う。
話せば解る筈と云う都会から来た男は思ってたやうだけど
それは身分保障・生活保障されてる都会の教師だから云える話で
春を売る女でさへ逃げ出す生活臭の中で生きて来てる兄弟には
それは空手形も同様で存在自体が疎ましく思うのは当然かと思う。
兄弟の嫌がらせや殺人は良しとは しないけれど それらを
招き入れた男には道義的に問題を感じる。
殺人の場面が終わって 物語は残った妻の夫の遺体の捜索・
里帰りした娘との世代差に拠る葛藤と続き かなり色合いが
変わったんだが 何だか「鬼平犯科帖」のやうな余韻が残る
展開だし ラストも唐突で(観客の方で次の展開 考えて下さい)
的なエンディングで よっぽど監督は本作に自信を持ってるんだな
と感ズ。
かってナポレオンはスペインに攻め入ったけど スペイン&フランスの
合作の本作は巧く機能してるやうに感じた(笑)。
余談だが 子供の頃に見てた「怪傑ゾロ」(TV版・白黒)では
ガルシア軍曹と云う 人の好い太っちょの下士官が脇で出てたが
彼の生まれ故郷は こんな所だったのかと彼のキャラの起因が
少し解った気が した。
「私が やりました」雑感。
みきお。
2023/12/06 (Wed) 19:43:36
前回の来館から かなり間が空いた。
空いた理由は最後に述べるとして。
まづネーミングがね まるで韓国映画のノリで気に障る。
おそらく邦題 付けた人は相当ににコリアン映画に感化 受けてる人と
察したが 文化的に合う合わないは有るので如何なものか?と思う。
映画自体は最初の三分の二は楽しめたが 後で真犯人を名乗る大女優なる
人が出て来てから映画としての方向性が違うやうな気がして
どっちらけ に成った。仏人らしくエスプリ利かせてるんだろが
その辺は平均的な日本人なので他に話の 膨らませ方が有ろうに・・
と感じた。観てて一番の ご馳走だったのは名花 ダニエル・ダリューの
主演映画を主人公二人が観にゆく場面。戦前の日本でも おそらく
一番人気が有った女優サンぢゃ無かったか。彼女の ご尊顔を名画座の
メトロで見れて嬉しかった。監督がビリー・ワイルダーで未だ渡米する
前の作品だろうか・・。物語の正確な時代設定は知らぬが
道を走るクルマの型や背景の感情促進音楽の音色から想像して
1940年 直前と受け取ったが かなりのコメディ・タッチなんで
「或る夜の出来事」(ゲイル主演作)を想い出してた。
主演のブロンドの女の髪型はジーン・ハロウに似せたのか
それとも当時としては よく見掛けた髪型だったのか
確か(耳かくし)と云われたカットかと思うが。
最後に 来館が長引いた理由。
愛用のパソコンがクラッシュしてしまいメーカーに修理依頼を
頼んだまではヨカッタが後が ねぇ~~。43日間か戻って来なかった。
映画を観る事とBBSに書き込む事は私に取っては同じ作業なので
来館を遠慮してた ってな顛末。
パソも直り・再設定も済んだので 又 ぼちぼちと来館しやうと
思ってます。
鈴木清順 4K
あんどう
2023/11/19 (Sun) 12:46:04
各地でやってます
メトロさんでもぜひ お願いします
『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』
「アステロイド・シティ」雑感。
みきお。
2023/10/12 (Thu) 16:37:27
館内の予告編では かなり期待値が高かったんだが蓋を開けて見たら
それ程でも・・なのが正直な感想。
何だか1955年当時の米国の宇宙開発のパロディかと
云えなくも無いのだけど それだけでは済まないコァな
部分が有った。コァってなのは演劇人の演劇人の為の映画
みたいな造作で 相当 観てる観客を度外視した作品の
やうに感じられた。ので どうして此れが先行上映とは云へ
米国で記録的な観客動員に成ったのか? まさに「アリスのワンダーランド」
(邦題:不思議な国のアリス)(1903年 版)の如き不思議チャン
なのだが 先行上映って云う処がミソで 以降は日増しに
動員数はガタ減り?したのでは・・かと思う。
カンヌでも拍手が鳴り止まづ云うけど 作り手側が泣いて
喜ぶ映画で在っても 果たして 入場料 払って観る側は
楽しめるのか?と成ると大きな疑問符が付く。
かく云う私メも ちんぷん・かんぷん で大学の映研が
大仕掛けで作った実験映画のやう。
とてもぢゃ無いが商業ベースには載らない・載せられ無い
映画だと受け取った。
と 云っても
さうした実験映画をメジャーに載せられる・載せて来る
米国の映画界って やっぱ世界一なんだろうと改めて思う。
資金力も有るだろうが 思想の裾野が限り無く広い。
観終へ その点に感動を覚へた。
背景音楽的には 一つだけクラシックが流れたが
それは私も好きなパッヘルベルの「♪カノン」で
17世紀の音楽に癒された。
1985年の映画「バック・ツー・ザ・フーチャー」でも
主人公は55年にタイムマシンで帰って行った。
やはり と云うべきかベトナム戦争後の米国人は1955年前後の
米国に憧れ みたいな郷愁を感じる のだろう。
無題
らな
2023/10/04 (Wed) 12:45:16
さいたま市・上尾市内のサイゼ、マクド、ケンタ、高倉町、まるひろ、ヨーカドー、ジョイフル、イオンモール、アリオによく出没する「三人から五人組の
奇妙なアラフィフ男たちや気狂いの女」にご注意を。⚠️
このチームの特徴は、喫煙ばかり、咳がうるさい、服装が乱れてる、無職らしく朝から夜中まで出没、うるさい、ロリコン、路上駐車、気が狂い攻撃性あり、万引きなど⚠️
特徴は、顔がぼこぼこのハゲ頭の不細工男や、しらがのきちがいの女がチームにいる。⚠️犯罪者予備軍なため見かけたら、110通報を。⚠️
「さらば、我が愛 覇王別姫」雑感。
みきお。
2023/10/03 (Tue) 17:13:48
3時間 近い大作なので最初から1時間で帰ろうか? 我慢して
1時間半まで居やうかと思案し乍ら家を後にして来た。
結論から云うと最後まで観てしまった。
巧いプロットの積み重ねだと帰宅して感じた。
1920年代の後半~文革までの中国体制の変革の嵐の中
京劇が如何に翻弄されて行ったか・・略歴的にだけど解った。
戦前と呼ぶべきか既に戦中に成るのか北京に入って来た日本軍の
司令官は なかなか芸術が解ってたし・京劇を大切に扱おうと云う
姿勢が見へた。戦後は負けを認めづ銃殺された由 何だか日露戦争
時代の将官のやうに思へた。そんな人を殺してしまう時代って
確かに良い時代とは云へなかったんだろうと感じる。
実力者の袁世卿が後半たくさんの小鳥を飼ってたけど あれ
中国文化人の昔からの習わし みたいに思う。
李白・杜甫 以前からの風流を愛でる人達の暮らしの決まり事
だと感ずる。
劉備とか楚とかの言葉が出て来て「何?」と思ってたら
楚の次に歌と云う単語が出 故事熟語の四面楚歌が思い出され
「さう云う事か」かと膝を叩いた。
日本でも木曽義仲と巴 御前・義経と静 御前の武将&白拍子の
カップルも居たらしく武将と側室との関係は国は問わ無いと
改めて思う。
覇王 役の役者の男の遊女アガリの女 かなり重要な役処だったが
何だか江戸時代の三国の遊女で俳人だった(かせん)を想起した。
「エリザベート1878」雑感。
みきお。
2023/09/29 (Fri) 16:45:51
観終へて おしんめさん の石段で右足を痛めてしまい
何をか云わん なのだが 来館の足跡は残して置きたいものだとは思う。
久しぶりのコスチューム劇で新鮮に見へ楽しんだ。
特に冒頭のメイド服には・・萌へた。
当然だろが服飾の時代考証もバッチリだと思う。
主人公のオーストリアの皇后は かなりのイケイケで正直 お付の人らは
対応が大変だったかと思う。通常より4倍くらい疲れる皇后なので
嫌われた僕(しもべ)は生き地獄だったかと推察された。
劇中 何度もサラエボが帝国の不安材料として取り上げられ
40年後のサラエボ事件の温床 此処に有り と感じた。
私なんぞ長年の下層庶民なので かうした王家の暮らしぶりには
憧れるが それも一歩 中に入ると寝るのも食べるのも王室の
仕事みたいで何だか息苦しさを覚へる。
此の皇后は体育会系で好き嫌いがハッキリされた方。
眺めながら似た感じだった貞明皇后(大正天皇 妃)を想い出した。
「小説家の映画」雑感。
みきお。
2023/09/21 (Thu) 14:50:56
かなりの強風の中 走っては来たが正直 転ぶかな?と怖かった。
ま それだけの値打ちの有る名画だったのは確か・・だけど。
館内の予告編で何度か観てて良い感触だった。
良いと云うんはコリアン映画の割に画調がソフトフォーカスで
登場人物達の会話も相手を思いやる口調で珍しく日本人の感性に
合ってる感じで 実際 本編で観ても何だか昭和10年頃の
日本映画みたいに たおやか。「くれね~」と云うコリアン語で
やうやく韓国映画と再認識する始末で 監督さんがベルリン映画祭で
4回受賞で その内 2等賞が連続3回と云うのも頷ける。
たまの1等賞ぢゃ無く連続の2等賞なんだから相当の実力者だと見る。
さう云う意味で冒頭からの白黒画面・フィルム作品のやうな手触り感・
の中で最後の3分間のカラー場面は新鮮で妙に戦前の日本の
ホームビデオ(8mm撮影)見てる如きの懐かしさを感ずる。
前日 配給会社の「ミモザ・・」のHP覗いたら 数年前の立ち上げで
社員も3人で此れまでの配給作品は どれも此れもアート的で
クラシカルでノスタルジック。そんな作品群の配給を目指してる
との新人社員の書き込みが有ったけど ほんとミモザ好みの作品
だと思う。かうした良心的な配給会社には頑張って欲しい。
何も大向こうを唸らせる だけが映画でも無いので。
登場人物は男(詩人)含め少ないが一種 群像劇。
長回しが多く舞台劇 観てるが如き。
その辺も戦前の日本の庶民映画と似たとこ感じた。
普通の日常を普通に撮ってる のはスタッフ側に よっぽど自信と
矜持が無いと撮れない。その硬派な姿勢が硬派 好みのベルリンの
審査員達の胸を打った んだと感ズ。
映画好きなら一度は見て置くべき映画。
まるで小津映画のやうな感触。
「苦い涙」雑感。
みきお。
2023/09/14 (Thu) 14:32:10
来る前から観る気しない映画だったが上映時間帯的に適所
だったので重い足取りで観始めた。
新作に関わらづ冒頭から1970年代 仏映画の画調で
女優のロミーとか「ロミオとジュリエット」(1968年 作)の監督とか
実名が登場人物から語られ 当時の映画制作側の裏話を描いた
映画だとは直ぐに判って 帰宅してチラシ見たら1972年の実在の
作品のリメイク版らしかった。
当時 異彩を放った新進女優のイザベルが名女優としてチラシでも
紹介されて居て やはり時の流れを感じる。
彼女は元々が舞台劇がオハコだったのが本編でも巧い立ち位置
だったと思った。此の役は舞台の経験が無いと演ずるのは
難しいと感ズ。
監督の慰み者のグリーン・ボーイの顔立ちが当時 日本でも
人気が出た ルノー・ヴェルレー そっくりで彼がブレイクした
裏話を聞いてるが如きだった。
思うに 映画監督は綺麗&綺麗を売り物にする女優の裏の顔を
毎度 見てる訳で それに反発しゲイの方に行ってしまうのも或る意味
必然か・・?と 監督の心情を推し量った。
そんな監督に滅私奉公で使えてる男性秘書は もう心が壊れてますね。
唾を吐いて監督の元を去る時期が遅すぎた。
監督の暴露本でも書いて次の生活の糧とすべきと思う。
それが許される程に よく働いた・我慢した 有能 過ぎる秘書。
映画ファンの中にはオキニの監督を神の如くに崇める人らも居るけど
実態は違うと教えて呉れる映画。
その意味で硬派なベルリン映画祭のオープニング作品に選ばれた
のだと感じた。制作側の人達だけで見る内輪のホーム・ビデオの態(てい)。
「裸足になって」雑感。
みきお。
2023/09/08 (Fri) 18:26:45
たまたま だが昨日に続き仏映画。
仏とアルジェリアのハーフらしいバレーダンサーの お話。
何だか新聞種にも成りさうな物語だった。
映画が始まる前の会社のロゴの出し方がオシャレで仏の
アートダンサーの序幕を予感させた。
クラシック・バレーのダンサーって爪先立ちで踊るんで
(よくまぁ足が骨折しないものだ)と見ててヒヤヒヤした。
でも 引いて眺めるとダンサーって肉体労働者・・ですょね。
体力勝負みたいな体幹勝負みたいな処が有る。
娘は暴漢に襲われ足を折り リハの施設で新たな仲間を得
中東のベリーダンスの影響なのか かなり民族舞踊的な
モダンダンスへと指向性が変わる。さうした現代舞踊への
移行ぶりは 映画「裸足のイサドラ」(1969年 英国)でも
描かれてた伝説の現代舞踊家の舞踊の変遷ぶりと似たモノを
感じた。やはり体験に拠って嗜好性も変わるんだと思う。
暴漢は反仏闘争を裏で やってるテロリストだったやうで
男達は暴力的な運動をしても 我々女達は人を産み出す
プラス思考の種族として団結してアートを生み落とす と云う
強いメッセージ性も感じた。
イサドラを演じたヴァネッサはオスカーの主演女優賞を得たけど
本編のダンサー役は どうなんだろう・・。
マダマダ精進しなくてな成らぬ難題 抱へてさうな気配もするのだが。
■ メトロ劇場(福井市)の シネマノート ホームページ版です。映画の感想等をお書き込みください。
■『あなたが選ぶ上映映画』
メトロ劇場では、ご来場の皆様によるアンケート投票をもとに、上映作品を決定しています。
このBBSでの上映希望はそのアンケート作品の選定(数多くの映画の中からアンケートにあげる作品を劇場スタッフで選定しているのです)に反映ささせていただいています。
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