■ メトロ劇場(福井市)の シネマノート ホームページ版です。映画の感想等をお書き込みください。
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メトロ劇場では、ご来場の皆様によるアンケート投票をもとに、上映作品を決定しています。
このBBSでの上映希望はそのアンケート作品の選定(数多くの映画の中からアンケートにあげる作品を劇場スタッフで選定しているのです)に反映ささせていただいています。
ご来場されたかたのご意見で作品を決めておりますので、書き込みをされている方、映画を見に来てくださいね♪
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「桜姫 東文章 下の巻」(シネマ歌舞伎)雑感。
みきお。
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2025/01/16 (Thu) 17:34:17
前々回 観た上の巻の後の巻。
のっけから混ぜっ返すけど(巻)って云うのは巻物だから巻物にした物語
って事だろうから ああした描き方に成るのか・・と妙に納得して観終へた。
最後は江戸の花 三社祭での集団の疑闘の後の顔見世 的な客席への
ご挨拶で(正月興行かと)思った。戯作者の南北サンが正月用に書いた訳でも
無いんだろうけど当時の興行主が其れに使ってしまったんだろな と感じた。
芝居は戯作者の手を離れれば独り歩きして勝手に動き出し光り出す。
そんな印象を持った。
冒頭 前口上が有って前回までの粗筋を説明して呉れて助かった。
私も一部 思い違いしてたとこも有ってホント助かった。
初めて来た客にも充分 楽しめるやうとの配慮でサービス精神を
感じた。少なくとも当時の江戸っ子に取って歌舞伎は芝居の王だったのだろ。
途中 地蔵堂の庫裏の場面で堂を寺と云う言い方してたけど 堂が寺なのか?と
少し違和感を覚へた。
寺(坊)の奥さんを今でも坊守って呼ぶけど堂なら堂守で
寺と云う云い方は明治期以降の簡略化された呼称のやうに見へた。
物語の根底に流れてるんは仏教の縁起の法則と輪廻転生の世界観で だから
今の時代でも此の芝居は日本人には好まれてるんだなと思ふ。
描写は やはりと云うべきか(四谷怪談)のサビのシーンと酷似してて
欲に目が眩んだ夫婦ってのも(牡丹灯籠)の長屋の夫婦と同じ設定で
宵越しの銭は持たないをイナセ者とした江戸っ子らしく解り易い人物描写で
やんや の喝采 浴びる娯楽だけは有るな と改めて感心した。
話は脱線するけど
福井で初めて常設の芝居小屋が建ったのは江戸後期と云われて
足羽山の山麓に有ったと記録には残ってるらしい。
シネマ云うか当時のカツドウが流れてたのも大正末期~昭和初期の
芝居小屋で当時はキワモノ扱いだったのだろう。
当時 往来で呼び込みしたのなら「いらしゃい いらしゃい
当節 初公演 歌舞伎キネマですょ~~」だったろうが 時代も下り
今節ではシネマ歌舞伎で 母屋が逆転しとるのも時代なのか。
=と 此の芝居が時空を飛び越えたタイム・トラベラーのやうな物語
だったので 1930年前後の福井の片町に在った芝居小屋の
館内写真の画像 見ながら思った。
「ビバ・マエストロ・・」雑感。
みきお。
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2025/01/15 (Wed) 15:09:27
入る時 階段にスズナリの人らが順番待ち してた。
(此れから上映されるクラシック音楽のファンか・・)と思って列の後ろに
付いたが さうぢゃ無くて次週の監督挨拶の整理券配布の待ち だった由。
雨の中 とんだハプニングだった。
冒頭 5分で映画音楽家 ジョン・ウイリアムズの映像が流れ懐かしかった。
1970年代の「ポセイドン・アドベンチャー」とか「タワーリング・
インフェルノ」とかオンタイムで武生(武生劇場)まで追い掛けて
2度見した昔が胸を よぎった。今でも御存命のやうでホントに息の長い
作曲家だと思ふ。
映画は 彼の話では無くて彼が推奨するベネズエラの新進の
クラッシックの指揮者のドキュメンタリで 最後のダイエンダンは
彼を育て上げた老指揮者へのメモリアル・コンサートで
チャイコフスキーだったかのシンフォニーNo.4を演奏し終へ
バックヤードでアルゼンチン・タンゴの演奏の中のジ・エンドで
かなり地域色の濃い作品だった。
最初の場面で ベートーベンの交響曲 全曲公演の話が登場したのだけど
かなり以前に日本でも そんな公演シリーズを耳にした事が有って
演者としては やり甲斐 感ずる企画にせよ 実際 大変な労苦が
伴うだろうな と感じた。ベートーベンの心の変遷を時系列的に
よく熟知して無いと手を出せる企画でも無いと思うので。
彼は なるたけ国内の政治紛争には関わり合い持たづに来て
でも最後に団員が巻き込まれ殺されて初めて反対声明を出した
事で(何よ今更・・)とバッシング受けたやうだけど私は彼は
正しい道を選んだ と思ふ。団員は家族のコンセプトなら当然
団員の身の安全と生活は責任的な立場に立つ以上は守らないと
いけなくて さすれば彼の取った一連の行動は当然 過ぎる程に
当然かと思われる。良い指揮者ってのは団員の生活保障 出来る
のが必修条件かと感ズ。その上での技術力。
外野は責任が無いから好き勝手 云うけど責任ある人は勝手に
自分の一存では動けないし動いても いけない。
その辺 承知してた人だから団員も身を任せられたのだと感じた。
「桜姫 東文章 上の巻」(シネマ歌舞伎)雑感。
みきお。
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2025/01/04 (Sat) 18:10:36
前々回と似たやうな状況で 家を出た時1本目の方を観るべく家を出たのだが
途中で寄った医者で足止めを食らい病院を出た時には既に始まってた。
ので仕方なく飯屋とサテンで時間 潰し2本目の本作を観始めた。
シネマ歌舞伎は何回か観てるので最初に観た時の「入場料 高いな~」は
無かった。寧ろ小学生の団体見学料金 並で大の大人が観てしまい「すまない」の
気持ちだった。シルバーで2200円は安過ぎで3300円で ええのでは?
と最近は感ずる。熱演する役者達に此方から おひねり渡すのも
観る側のマナーとも感ずるのだが 最近はシネマ歌舞伎の見方・スタンスも
変わったと自分でも思ふ。
さて 本題なんだが 幕開けで坊さんと女との身投げシーンが有り
女だけ入水してしまった。なので生き残った男は さぞかし高僧として
知らぬ顔で辣腕 振るってるのかと思いきや此れが意外で
切られ与三郎みたいな暮らしで しかも女は生き残ってたってな展開。
以下 今のAVのFAプロ顔負けの性描写が続き流石 文化文政の噺だなと思った。
元禄に こんな芝居 載せたら戯作者 含め全員が手鎖り だったろう。
天保の人情本「春色 梅稚児誉美」のやうな熱いラブロマンスが展開して
いった。此の先 どう成るのだろうか? 今昔物語みたいな仏教説話へと
向かうのだろうか・・と思ってたら上の巻が終わってた。
坊さんが たくさん登場して 念仏だの題目だの唱へてた。
桜姫の尼に成る儀式の場面で後ろに在った厨子の中の仏像は浄土真宗でも
使われる立像の阿弥陀仏みたいだったけど 彼女が唱えた経文は
観世音菩薩普門品の一節で阿弥陀と法華と両方 使うのなら宗旨は天台かと
推察は したが 正徳年間の絵島・生島 事件で遠島に成った奥女中の
絵島も終生 法華経は手放さなかったし 高貴な女性で法華愛好家は
多いですね。太閤秀吉殿下の妹君の旭姫はブスで有名だったさうですが
此方の桜の姫は所謂 魔性の女だったんでせう。男と云う男を破滅に
追い込む。本人は意識してなくとも結果さうしてしまう女って実際
居ますわな。寛文年間に題材を取った「怪談 累ヶ淵」みたいな
輪廻転生の話に成ってゆくのか・・と 最後の赤ん坊 連れた
道ゆき の場面で思いました。
最後に亦 観覧料の問題に戻りますが
クラッシック・コンサートあたしの入場料と違い大衆演劇の場合は
贔屓の役者に おひねりを渡せる一種の参加券だと思ってる。
今のアイドル戦線で云うなら(今も やってるか どうか知らないけど)
AKBで採用されてたシステム=CD買へば会場に行って直接 押しの
アイドルにプレゼントを渡せる権利が得られるシステム同様
あくまで贔屓の役者に おひねり直接 渡せる参加権が入場料の意味かと
思われる。芸能の話か映画の話か判らなく成っちゃいましたが
(シネマ歌舞伎は入場料が高いょね)。の声に付随して感じた事です。
[SUPER HAPPY FOREVER」雑感。
みきお。
E-mail
2024/12/30 (Mon) 15:33:55
さり気無いストリィだったが 実りは多かった。
愛の彷徨・青春の みずみずしさ って点で若い頃に観た「旅の重さ」(1972年)
の高橋 洋子 を思い出した。主演女優は何も存じ上げないけど
かなりの使い手と見た。今を一生懸命に生きてる役には向いてると感じた。
話は変わるけど 音楽的には何度も「♪ビヨンド ザ シー」が流れ
2回目 ベトナム人が歌った時には かなり上手いと感じた。
音程はズレてたけど声がシッカリ出てて保養施設での従業員に拠るステージなら
及第点。女優さん本人も歌手兼業も出来ると思ふ。=既に さうなのかも。
最後のエンドの時はビッグ・バンド従へスイング・ジャズ風に若い男声
だったけど フランク・シナトラかボビー・ダーリンかのバージョンかと
感ズ。僕も以前はワンカラで夏には よく歌ったので懐かしかったのだけど
元々此れは仏の古めのシャンソン「♪ラ・メール」で 僕も最初は此方から
ワンカラで入ってるので劇中 最初 耳にした時は「あっ! ラ・メール(海)」
だと声を挙げました。主人公の男が英語で歌い出したんで「さうか 英語詞で
歌ってるのか・・」と少し残念に思いました。曲的に「ラ・メール」
の方が好きなんで。曲的 云うより 詞的に ですが。
男は半ばヤケッパチ気味に たどたどしい英語(正確には米語か)で
粗末なステージで歌ってたけど 僕も昔 40代か 芦原の温泉旅館
政竜閣で高齢者ばかりのフロアーで ジャニス・ジョップリン の
「♪サマー・タイム」を歌った事が有って なので彼の心情が
何となく解りました。自分を変えたい んですょね。それに置かれてる
状況を変えたい みたいな。
物語は赤のキャップ帽子が何だかキーみたいな作り だったけど
妙にスピリチャル的にも感じました。
ホテルで働いてて5年と云うベトナムから来た娘さんも仲間3人と居て
皆 民族衣装のアオザイが似合う体形で豚体形のアチキは羨ましかった
んですが ベトナム戦争の遺児・落し子みたいな言い回しを感じた。
日本にも昨今はベトナムから来てる娘さんも多いやうですが
まぁ タイを含め日本人には合うかと思います。
作品はフランスとの合作と云う事で 仏的な詩情は全編は漂ってましたが
タイを舞台にした仏映画「エマニエル夫人」(1974年)の詩情を
連想しました。その点でも英語バージョンぢゃ無く仏語バージョンを
歌は使って頂いたかった。
・・・まぁ さう成ると作品のコンセプトも最初から変わってしまいますけど
合作なら仏領インドシナの末裔の子 使った方がコスパより高いと感ズ。
此れは此れで悪く無いけど どうして仏との合作で彼女を主演に
しなかったのか?さうした作画に しなかったのか?少し疑問が残る。
年の瀬にイチャモンも付けたくも無いけど合作にした意味合い云うか
意義が あんまり感じられ無い。観てて勿体ないなぁ~が実感。
=次回は此のベトナムの子 主役にした作品 待ってます。
無題
あなぐ
2024/12/29 (Sun) 16:51:01
りたマリッジさーびすす?結婚なんて出来なかったぜ
「対外秘」雑感。
みきお。
E-mail
2024/12/26 (Thu) 17:13:41
ほんと云うと1本目のクリスマス映画を観たかったのだが予想通り云うか
激しい雨で行くの諦め 雨も止んだ2本目の本作にした。
対外秘って何だろうと思ってたがトップ・シークレット 極秘資料の意味の
韓国語らしい。
始まって10分の高校同窓会パーティで祝杯が挙げられてたが
バックに流れたのは有名なベルディのオペラの「乾杯の歌」で
それだけで変な色気なく直球で作ろうとしてるな と感じ
以降も解り易い作りで好感を感ズ
昔 新栄の中央劇場だったか子供の時分に親父に連れられて映画館に入り
観てたのが山形 勲 が出てる暗黒映画で最後は仲間割れみたいな
ドンパチ場面だったが そんな色合いの映画だった。
本作は1992年頃の韓国が舞台なんだが妙に1950年代後半の日本の
暗黒映画を思い出す いや思い出した。
3代目時代の山口組全国制覇の時のやうな政治の世界にも通ずるけど
主役はフィクサーに騙された新進の政治の候補者なんだが
そのフィクサー役が今の6代目(山口組 当代)ソックリで驚いた。
適度に茶目っ気も有って その点も6代目と似てた。
アタシなんぞは人柄の かたよりが激しいが 上に立つ人ってバランス感覚が
良いなと思う。結局は新進が裏を掻きフィクサーと五分の盃まで こぎ付けるのだが
最後の科白(悪事が露見しても庶民は)生活に追われ忘れてしまう
の嘲笑には自分でも納得した。その通りだからだ。
但し 映画的に裏読みすると本編の主役は新進 裏で支えるヤクザの
リーダーの生き様がメインの作品に思へた。
このリーダー主役で別な映画 作れさうな魅力ある役者だった。
新進の妻も・報道記者の若い女もスレンダーで細身。
男 臭い映画には肉感的な肉体派女優?な先入観を持つオイラには
やっぱ韓国男の趣味には違いを感じた。
自分的には 赤木 圭一郎の相手役 務めた芦川いづみ みたいな
濡れた声の持ち主が いいんだけど 国民性の違いなのか私の知る限り
コリアン女優は声のキーが高い方が多いやうに感ずる。
「チネチッタで会いましょう」雑感。
みきお。
E-mail
2024/12/19 (Thu) 15:01:06
かなり期待値は高かったのだけど いざ蓋を開けると所々消化不良で
70点の満足度だった。
所謂 撮影現場での楽屋落ちの話なので映画関係者からは拍手 貰える
映画なのか知らないが 此方は素人なのでギョウカイのアルアルには
正直 なかなか付いては ゆけ無かった。
只 めっけモノが有って それは白黒時代のアヌーク・エーメ主演の
映画が観れた事。劇中 2回 流れてて 私は「男と女(1966年)」
をオンタイムで観ては居るのだけど それ以前の映画は知らなくて
しかもアイカタが未だ細身のマストロヤンニだったので「へぇ~~」
だった。「ローラ」って云う題名だったのでGoogle叔父さんに
頼んで教えて貰ったら1960年のミュージカルらしくて
海辺で戯れる若い彼女の肢体が眩しく せつなかった。
=彼女は 今年の6月に亡くなってる。
ま 戦後フランスを代表するセックス・シンボルの一人でも有ったので
彼女の映画を使ったんだろ と推察した。
物語は ハンガリー動乱時のイタリア共産党の支部の騒動を
描く映画を撮ってる現場の話で 老練な総合監督と若いイケイケの
撮影監督との間の確執がメインだったが 2度か3度かスタッフが
全員 丸く成って踊る場面が有り ほんとイタリア人って
日本の盆踊りみたいな習性が有るのだと思う。
四度だったか 若い男性の歌声が背景で流れ 今のカンツォーネ
なんだろうけど 同じ甘い声だったので10年くらい前まで
ワンカラで歌ってた「♪チャオ チャオ バンビーナ」を思い出した。
イタリア歌手って母性本能を揺り動かすかのやうな歌唱する方が多いと
自分もイタリア語で何曲か歌ってて感じた事が有りますね。
大物プロデューサーのカルロ・ボンティが亡くなった前後から
大スタジオも縮小された と聞いてますが 実際 今 どうなんですかね?
「本日公休」雑感。
みきお。
E-mail
2024/11/28 (Thu) 14:50:00
去年だったか観た記憶が有ったので前日まで観にゆく気は無かったのだが
仮に さうだとしても二度目の時は感じ方・受け止め方も違って
それは其れで亦 別の映画とは成ろうと思い直し雨中の中 来てみた。
結果 家に戻っても判然としない。以前 館内でPV(CM)見たのだけは
ハッキリしてるんだが。
冒頭 60過ぎと思われる女性が運転してるクルマがボルボ。
台湾でもボルボは珍しいんだろが彼女の堅実さ・重厚な生き方 好む
気性を最初から感じてた。
義理の子供 含め 彼女の子供が数人か登場し 世代の対比も
考へられたが それらは味付けで高齢女性の生き方 描くのが
主眼だったかと最後のシーンで思った。
台中・台北と景色は変わった変わったけど 青葉 茂れる田園を
走るボルボは どう眺めても北欧的な景色で 監督さん
そっち方面の縁でも有りさうな予感を感じさせた。
が それを除けばバリバリの道教と思われる寺に参拝する
場面も2度 登場したので香港に近い民間信仰が盛んだな
と改めて感ズ。
色合い的には オヅ映画。
それを少し欧州スタイルにした印象でトレモロのギターの音色に
時折フォルンが絡むんは洒落てて 音楽的にはエンヤの抒情歌集
聴いてるが如き。映画と云うより詩集に近かった。
日本で云うと 北原 白秋 の感受性に近い。
日本語の幼児向け映像も撮影してる場面も少し流れてたので
日本側との何らかの接触が有っての制作と考へたのだが
未だ地方にゆくと戦前の日本の雰囲気 移築・踏襲された雰囲気も
残ってる台湾なので 何だか戦前の日本映画をカラーで見てる
如きでしたね。ケレン味 無く 真っ向勝負で好感 感じた 良品。
「花嫁は どこへ?」雑感。
みきお。
E-mail
2024/11/21 (Thu) 16:43:18
タイトル通り解り易く楽しめた。
やっぱ映画は楽しくないと・・別に映画関係者ぢゃないんだから。
最後は村全体(札束で人の頬を引っ張 叩く一味は論外として)
ホーム・スィート・ホーム状態に成りコッチまでハッピーに成れたのだけど
その直前までは ロマンチック・サスペンス・コメディのノリで
「シャレード(1963年)」のやうな論調を感じた。
登場する脇の老俳優達はインドでは皆が知ってる国民俳優なんだろうな。
そもそも国際基準に照らせば13歳と思われる花嫁なんて在り得ないのだけど
私は あり だと思ってる。初潮を迎えて一定期間 過ぎれば身体は
もう大人。後は精神の問題だけど それは個人差も有るし土地柄も在る
と思ってる。早い話 13歳の大人の精神 持ってる少女も居るし
40過ぎて親の家に居座ってるコドモも実際 居る訳で そもそもが
世界に通用する基準なんて基準は存在しないモノだと考へる。
きつい云い方するならば 若くして結婚したがらない女達の巧みな
仲間 作りのプロパガンダが(18歳未満 結婚厳禁)の裏事情だと思ふ。
年端の いかない未だ子供を周囲の大人達が好き勝手に・・の云い方は
必づ出て来るんだけど 周囲の大人達が好き勝手に本人達を結婚に
追い込まない なんて云う結婚が有るの?と逆にコッチが訊きたい。
言葉のロジックで未婚者を巧く騙そうとしてると感ズ。
語気を強めて追い打ち的に言葉 足すなら 13歳の花嫁が駄目で
40歳以上の花嫁でも全然OKと云う今の風潮は もう妖怪の世界で
人の時代は終わったモノとアタシ的には解釈してる。
映画は それらの潮流とは逆だったので安心して観られたが
衆愚な女達の民意は世を破滅へと導くだろう。
物語は素敵で 最後の警察署長の鮮やかな変身ぶりには拍手 喝采!
悶の神が福の神に成った瞬間でヒンズーの教へにも合致する結末
かとも思う。劇中 使われてた「七生・・」って言い方だけど
インドなんで輪廻だの転生だのは思想として一般化されてると感じた。
戦時中 日本では(七生 報国)が戦争遂行の合言葉として使われてたけど
そんな使われ方ぢゃ無く自然に だったのでスンナリ腹に入った。
最後 又の ぶり返しの話に成るけど
署長が突然 変身したのは 若しかして 怪しい女が上のガッコに行くのに
苦労してたの知ったから では ないのか と感じた。
自分も家が貧しく進学を断念した その苦い思い出が思い出され
(一丁 助けてやろうかぃ!)と義の心が動いた。
その辺 何も描かれて無かったけど 若し さうなら 此の映画は
「花嫁は どこへ?」ぢゃなくて本来は「署長は どこへ?」では
なかったのか・・と深読みが入った。
かなり年期が入った役者を登用したのも さうした人生の玄妙を出した
かった のでは。
「拳と祈り」雑感。
みきお。
E-mail
2024/11/20 (Wed) 19:09:19
華麗なる経歴を持つ彼女が どのやうに最下層の姉と弟を描くのか?
見たさに来たのだが見事に演じきったのだと思ふ。
演じ切ったってのは監督業を演じ切ったと云う意味なのだけど 彼女なら美形だし
主演と監督 頭も良さそうなんでシナリオ含め三股 掛けられる才を感じた。
昔のNHKのニュース番組のキャスターしてた宮崎 緑 の如く才色兼備で
しかも それらを ひけらかす んぢゃ無くて上手く活用してる。
チリ紙 一つ無駄には しまいぞぇ の精神で生きてるやうに感じた。
失礼承知で言うならば 姉は身体は確かに女でも心は男みたいな
処が有って 撮ってる彼女も同様 肉体はパツパツ女だけど
精神はバチバチ男みたいに思われ その点 長期に気持ち良く
撮られてたんぢゃない のだろうか・・。
つまり 姉と監督とは かなり波長が合ってたやうな気が した。
特に記録映画の場合 それは重要な事だと改めて感じた。
日本の警察・検察は世界一 優秀と確信は してるけど
さうは云っても人間が する事で誤りは避けられなく
此れからは本映画を良き教材として警察・検察 両方で後進の指導教材と
して使って頂きたいと思ふ。一つや二つ冤罪は無くす事が可能と確信ス。
1960年 キネ旬 1位に輝いた「おとうと」の姉役は岸 恵子
だったけど 本作の姉は おしとやか でも無かったから
あんまり好きには成れ無かった。
1970年だったか サイモン&ガーファンクルが歌った名曲の
「♪ボクサー」の歌詞は田舎から都会に出て来てる少年ボクサーの
悲哀が歌われてたけど 弟さんも10代で東京に出て来てプロの
ボクサーに成った時は その歌詞のやうな心境だったろうな・・と思ふ。
宗教的には
彼を心ならづ罪人にしてまった地裁の判事も後年
カトリックに入信したやうだけど 彼のスタンスは随分と違ってた。
前者の人はオーソドックスと お見受けしたけど 彼は何だか聖ヨハネの
書物に登場する黙示録の騎士・・みたい。
長期に不当に監獄に入れられてたんだから ああしたスタンスに成るのも
頷けるけど 亡く成った米国のビリー・グラハム的な大衆伝道家に
本心は成りたがってると私は受け取った。確かに何年か教学 学べば
可能だけど 流石に おんとし90歳では・・。
その辺の じれったさ が異常な言動として出てるけど 姉貴が
まるで精神科の婦長みたいなシッカリとした対応されてて ホント
この人は凄いと思ふ。思ふには監督は姉を撮りたくて弟(も)
撮ってるのでは・・?と感じた。
2時間40分の映画らしいけど アタシ的には40分で一気呵成で
観終へた映画。でも 内容は24時間の見応へ。
良作に非づ名作。
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このBBSでの上映希望はそのアンケート作品の選定(数多くの映画の中からアンケートにあげる作品を劇場スタッフで選定しているのです)に反映ささせていただいています。
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