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「104歳 哲世さんの ひとり暮らし」雑感。

  • みきお。
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  • 2025/05/28 (Wed) 17:18:16
 前回より一か月ぶりの来館。帰途(間 狭めて来なくては・・)と自省した。

百歳 超への老婦人から何某 生きるパワー貰おうと思って来たのだが
結局 人生 お金だな と思い直した。
主人公の女性は 元 教諭で 80代で他界した彼女の連れ合いも さう
成らば 下世話な話に成るが年金など相当な額に成ろう。
勤め人の中では最高ランクのカネを退職後 手にする訳で それを踏まえて
それを踏まえての話なのだ と改めて思ふ。
確かに 踏まえなくても 踏まえても 生来の性格や生き方は有る
のだけど カネが入ると かなり影響 受け易いのは確か だろう。
だから 彼女は素晴らしい の一点主義には危なさ・危うさ を感じた。

と 云うのを前提で云うなら
やはり 彼女は素晴らしい 賢く生きてる。
笑っても泣いても人生なら 笑ってた方が賢い。
此れは彼女が師範卒だから得た知識ぢゃ無くて 仮に尋常小学校 卒でも
モノに出来た知恵だろ。

 話は変わるが 彼女の手紙文は達筆だった。
 流石 師範 出の女は違うな と感心させられた。
 ま 地方のエリートだったんだろ。

 家の仏壇は浄土真宗の本派のやうな仏壇だった。
 その前で 額づく彼女の姿には(本家の嫁に嫁いだ以上
 恥晒は出来ない)と云う女の意地を感じた。

 法衣 姿の遺影も在り 存外 家は道場も やってた大檀家
 だったのかも知れない。それで大家族で血縁の結び付きが濃く
 一人暮らしでも演者が集まり易い一人暮らしの態なのだろと感ズ。
 
私も実は20数年来の一人暮らし だけど 此れは一人暮らしの
映画ぢゃ無く 大家族の映画だと思う。
こんたけ多くの親族や縁者が集まって来るのなら とてもぢゃ無いが
一人暮らし とは言へない。早い話 少し離れた離れに住んでる
老人の日常。それが出来るんは本人の人柄・・と本編は言いたい
のだろうけど 僕は先祖伝来の資産・カネが人を呼び寄せてる
と 穿って ひねくれて思ったのだけど 現実の世の中って
それだと思うのだけど・・な。 諸兄。

 オマケの話に成るのだけど
 彼女は1941年の春に赴任で その年の大本営発表時には
 校庭で教師側に並んでて(此の いくさ早く終わらせて児童を
 戦地へ送って成るものか!)と決心したんだけど 戦争に関しては
 それしか描かれて無かった。
 作家の三浦綾子は此の時期 確か同じく教諭だったか して居て
 敗戦後 子供らの教科書に墨 塗らせた世代に当たり随分と
 メンタルで苦しんだと自伝に書いてるけど 彼女は その点
 どうだったのか?気に成る処だった。
 本作の主テーマとは違う方向に向かうので触れなかった
 のだろうが 若し触れてたら色合い的には 壷井 栄 の
 「二十四の瞳」の戦後編のやうな かなり重たい映画に
 成ったのかと感じた。
 本作は記録映画で娯楽的要素も有るドラマでは無いけど
 人が作ってるって点で記録映画のやうに撮られてた一般のドラマ作品
 だと認知してます。




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